<今月の最新情報>
12月情報


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歯垢から肺炎…米バッファロー大が専門誌で発表 ◆◆

 歯垢の中に潜む細菌の中に呼吸器疾患や院内感染に関係
する種類が含まれ、高齢者などに重い肺炎を引き起こすケースが実際に起きている。 そうした実態が米バッファロー大歯学部の研究で30日明らかになった。

 歯垢と呼吸器疾患との因果関係を証明した初の成果。高齢者介護における歯科衛生 などの面からも注目されている。米国の胸部疾患専門誌の最新号に発表された。

 研究チームはニューヨーク州の高齢者向け長期療養施設の患者49人について歯垢 を分析した。28人から肺炎を引き起こす黄色ブドウ球菌やグラム陰性菌、緑のう菌 を検出した。これら患者のうち14人が肺炎を起こし、DNA分析で少なくとも8人 の歯垢と肺に潜む細菌が一致した。

 これらの細菌は院内で感染した疑いがある。いずれの種類も、抗生物質の耐性を獲 得して院内感染を引き起こす危険性を持っているため、研究チームは「呼吸器疾患を 防ぐ観点からも、高齢者を扱う施設では歯と入れ歯の双方の清潔を保つ必要がある」 としている。

(読売新聞) - 12月1日23時58分更新


11月情報

   ◆◆ 歯周病悪化は早産の一因 (鹿児島大研究グループ)◆◆

 歯周病で歯肉の炎症が悪化した妊婦は、そうでない人より約5.1〜5.7倍、 早産や切迫早産になりやすいとする調査結果を、鹿児島大の和泉雄一教授(歯周病学)、大学院生の長谷川梢さんらの研究グループが2日までにまとめた。
  2000年から鹿児島市内の3病院の妊婦114人を対象に調査。歯肉の状態の悪い妊婦が28人、そうでない人は86人と診断し、経過を調べた。その結果114人中、37週未満の早産は21人。うち歯肉が悪い妊婦は13人(約46%)で、そうでなかった妊婦の8人(約9%)と比較すると約5倍の割合で早産が多かった。炎症にかかわる情報伝達物質のサイトカインが血中で増え、子宮の収縮を誘発しているらしい。早産の2割程度は原因不明だったが、研究グループの古市保志・同大助教授は「一部は歯周病が原因だろう。歯肉の炎症を治したら早産が10%から2%まで減ったとの外国の研究もある」として、歯周病の治療や予防を呼び掛けている。



10月情報

◆◆入れ歯は口内がんの危険因子◆◆

 入れ歯は、口の中の粘膜表面にできる扁平(へんぺい)上皮がんの危険性を高めると の研究結果を、新潟大の朔敬教授(口腔=こうくう=病理学)らが25日までにまとめ た。同教授は「長年の使用で変形して擦れることや、アレルギー、手入れの悪さが原 因だろう」として、定期的な受診を勧めている。福岡市で29日から開催される日本癌 (がん)学会で発表する。朔教授らは、新潟大病院で受診した扁平上皮がん患者80人 と、通常の浸潤性口腔がん患者100人を比較した。上皮がんは、歯の治療を受けた人 に多い傾向があり、入れ歯の周囲などでの再発は平均約3回と、通常のがんの3倍だっ た。また、口内のがんの主な危険因子とされる飲酒、喫煙の量は、上皮がん患者は通 常のがん患者よりかなり少なかった。こうしたことから朔教授らは「入れ歯などは上 皮がんの危険因子の一つ」と結論づけた。(平成16年9月25日 日本経済新聞)

9月情報

 

         ■ゴリラが手話で歯痛訴える(米研究施設)

  米カリフォルニア州ウッドサイドで、メスのローランドゴリラ「ココ」が手話で 「歯が痛い」と訴え、虫歯の治療を受けた。   ゴリラの知能を研究する「ゴリラ基金」で飼育されたココは33歳。生後1歳の ときから人間とのコミュニケーションとして手話を学び始め、現在までに1,000語 以上の手話サインを習得した。人間の話す英語も約2,000語のボキャブラリーが あり、言われたことは理解できるという。手話では平均で6つの単語を使った文 を作ることもできるという。
 約1ヵ月前から、手話で痛みを意味するジェスチャーと口を指さすしぐさを繰り 返し始めた。飼育員らが虫歯を発見し、ココに痛みの程度を表すチャートを渡す と、「最も痛い」を意味する「10」を指した。
  スタンフォード大の3人の歯科医を含む12人の専門家が招かれ、特別医療チ ームを編成。8日にココの全身を検診し、問題の虫歯を抜いた。抜歯は検査を 含め約4時間で無事終了、ココは数日で普通の食事ができるようになる見通し。

8月情報

■ 秋田県のフッ素うがい事業   

 集団実施に異論噴出

子どもの虫歯本数全国ワーストの秋田県が、汚名返上を狙って新 年度の目玉事業として打ち出した「お口ブクブク大作戦」事業に、 秋田市や秋田県教職員組合から異論が噴出している。この事業は、 フッ素洗口を希望する県内保育園、幼稚園の計100カ所を対象にし、 保護者が同意した園児に限り、市販のフッ素洗口剤を水に溶かした 溶液で毎日うがいを続けてもらう内容。
 県議会福祉環境委員会では、委員から「WHO(世界保健機関) の報告では6歳未満の子どものフッ素洗口は危険だとしている。園 の職員や保護者には、不安を感じている人もいる」との指摘があった。 これに対し、県は「WHO報告は、既に水道水にフッ素が含まれてい る(米国などの)他国の現状を踏まえた上で、その水道水にフッ素洗 口剤を溶かすのはどうかと指摘している。国内の水道水にはフッ素は 含まれておらず、全国では既に40都道府県でフッ素洗口が実施され、 有効性が示されている」と説明した。
 委員会終了後、同課の担当者は「厚生労働省もフッ素洗口を推奨し ており、昨年1月にはガイドラインも策定した。今後、保健所ごとに 市町村や保育園などへの説明会を行い理解を得たい」と話した。



7月情報

■子供には「家族で食事」が大切 

  厚労省研究班が5年間追跡調査

 厚生労働省研究班は、保育園で過ごす時間の長さは子供の
発達にほとんど影響せず、家族で食事をしているか、親に育児相談をする
相手がいるかなどの要因が発達を左右する−という研究結果をまとめた。
長時間保育の影響を調べた研究は世界的に珍しいという。
  浜松医大の安梅勅江教授(発達保健学)を中心とする研究班は、1998
年から毎年、全国の夜間保育園約80カ所の園児3000人前後の発達調査
と親のアンケートを実施。今回は98年と2003年の調査にどちらも回答した
185人について分析した。
  185人中、1日11時間以上の長時間保育の子供は28人、それ未満の通
常保育の子供は157人で、保育時間の長さではコミュニケーションや子供
の運動能力の差はなかった。
  一方、家族で食事をする機会がめったにない子供は、他人の話しかけ
に答えるなどの対人技術の発達が遅れるリスクが70倍、理解度が遅れる
リスクは44倍高かった。





6月情報

■乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険  
小児科学会が緊急提言

  日本小児科学会はこのほど、「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危 険です」と題する緊急提言を行った。同学会こどもの生活環境改善委員会 が実施した調査の結果、1)長時間視聴は1歳6カ月時点の意味のある言 葉(有意語)の出現の遅れと関係がある、2)特に日常やテレビ視聴時に親 子の会話が少ない家庭の長時間視聴児で有意語出現が遅れる率が高い、 3)このようなテレビの影響にほとんどの親が気づいていないなどが明らか になったためだ。

日本小児科学会URL http://www.jpeds.or.jp/saisin-j.html



5月情報

■受動喫煙でリンパ球が増加、
慢性的な炎症状態が心血管疾患の引き金に

筑波大学社会医学系助教授の谷川 武氏らは、発電所勤務の健康 な男性従業員670人を対象に喫煙状況などの聞き取りと血液検査を行 った。対象者を喫煙者(363人)、禁煙者(154人)、非喫煙者(153人)に 分け、T細胞、B細胞、NK細胞などのリンパ球数と白血球数などを測定 して検査結果を比較した。その結果、受動喫煙ありの非喫煙者では、 受動喫煙がない非喫煙者と比較すると、T細胞、総リンパ球数、白血球 数で有意(P<0.05)差がみられた。
また、喫煙者では、受動喫煙なしの非喫煙者に比べ、すべての測定 項目で有意(P<0.001)な差がみられた。谷川氏らは受動喫煙による免 疫系への影響が血管損傷を引き起こし、冠状動脈疾患リスクを増大し ている可能性があると指摘している。非喫煙者とは異なり、禁煙者では 受動喫煙の有無で各種のリンパ球数に有意差がみられない。非喫煙 者に比べて受動喫煙の影響を受けにくいように見える。逆に言えば、 子供や喫煙をしたことがない成人は、喫煙者や禁煙者に比べて受動 喫煙の被害をより受けやすいと考えることができそうだ。



4月情報

■歯磨きをしない夜はムシ歯菌が30倍に増加  

         ライオン株式会社オーラルケア研究所

 研究所によると、夕食の後、就寝前までにブラッシング等のケアをしないと、翌朝 の起床時にミュータンス菌が夕食後の約30倍にも増加、就寝中に虫歯になりやすい 状態になることを確認したという。20代から50代の男性12人を実験対象にし、 夕食後、就寝前、起床後の3回、唾液をとり、ミュータンス菌がどれだけ増えるかを 調べた。その結果、夕食後に歯の手入れをしないとミュータンス菌が10〜48倍、 平均して約30倍になった。
 就寝中は唾液の分泌量が減るためミュータンス菌が増える。ライオンは「虫歯を防 ぐには、寝る前の歯みがきが効果的なことが示された」としている。

詳細は ライオンHPhttp://www.lion.co.jp/press/page/2004018.htm


3月情報

      

■テレビ、ゲームが心身の発達に悪影響  日本小児科医会■
 
  日本小児科医会は6日、「子供とメディア」の問題に対する提言を 発表した。 提言では、画像メディア接触の低年齢化、長時間化が 外遊びの機会を奪い、人との関わり不足を招き、運動不足、睡眠不 足、コミュニケーション能力の低下などを生じた結果、心身の発達の 遅れやひずみを生じる事例があり、特に象徴機能が未熟な2歳以下 の子供では言葉や心の発達を妨げると指摘。また、暴力映像を長時 間見ることが後年の暴力行動や事件に関係しているのは明らかな事 実、としている。
  具体的提言としては、「授乳中、食事中のテレビ、ビデオの視聴は やめる」「テレビゲームは1日30分が目安」「子供部屋にテレビ、ビデ オ、パソコンを置かない」などをあげた。

詳細は日本小児科医会HP
http://jpa.umin.jp/image/PDF/info/proposal01.pdf


2月情報

       ◆「ガムたばこ」子どもが口にしないように◆

 
ガムのような形や味のスウェーデン製「ガムたばこ」が昨秋から販売されている問題 で、厚生労働省 はホームページで、子どもが口にしないよう注意を呼びかけ始めた。たばこ事業は財 務省の管轄だが、 販売をめぐって、学会や禁煙団体が批判するなど論争になっており、厚労省も「参 戦」せざるを得なくなった格好だ。  問題の「ガムたばこ」は、スウェーデンマッチ社製「ファイアーブレイク」で1箱 280円。1粒に ニコチン1mgを含む(一般的な紙巻きたばこは10〜25?)。たばことして財務省の認 可を受け、昨年 10月から首都圏のコンビニエンスストアやたばこ店などで試験販売されている。
 同祉 は「順調な売れ行き」と説明する。  厚労省は当初「たばことして認められたもので所管外」と、対応には及び腰だった が、今後、本格 的に販売される可能性もあり、注意喚起の必要があると判断。ホームページで1月9日 から「かみたばこ」の一種で健康への悪影響が指摘されている、ガムに似ているので 子どもが口にしないよう注意してなどと呼びかけた。  「ガムたばこ」の販売については、日本口腔外科学会と日本口腔衛生学会が共同で 認可中止を財務省に申し入れたほか、「ガムそっくりで子どもが口にする」「口腔が んの危険性を高める」と指摘。マッチ社は「対面販売で子どもには売らない。安全性 も高い」と反論。財務省も「自販機では売らないように指導した」と強調している。

「ガムたばこ」に関する厚生労働省の情報提供HP
http://wwww.mblw.go.jp/topics/tobacco/jouhou/index.html


1月情報

           ◆◆ 少子化に歯止めかからず ◆◆  

   03年人口動態推計

 厚生労働省統計情報部が1日発表した「2003年人口動態統計の年間推計」によると、出生数は112万1000人(前年比3万3000人減)で、3年連続で過去最低を更新し、減少幅も昨年(1万6807人減)より倍増するなど、依然として少子化に歯止めがかかっていない状況が明らかになった。合計特殊出生率は6月頃発表の見通しだが、02 年の1.32を下回る可能性が高い。死亡数は102万5000人(同4万3000人増)で、統計を開始した1947年を除き初めて100万人を超えた。統計情報部は、死亡数の急増の原因として03年の大規模なインフ ルエンザ流行の影響が考えられるとした。出生数から死亡数を引いた自然増加数9万 6000人(同7万5000人減)は、統計開始以降初めて10万人を割り込み、過去最低となった。03年の年間推計の数値は、人口動態統計速報の03年1月から10月分までを基礎資料 として、日本における日本人について推計したもの。